気遣い
今朝 病室を覗くと、既に妹夫婦が寄ってくれたようで、窓際に小さな花束が置いてあった。
小さな花束でも花瓶を置いたりすると、「邪魔だから持って帰ってください」という看護師さんもいるから(その言の中には、「脳梗塞で、見ても判らないでしょ」が含まれているのは、その顔つきと言い方から判る)、以前にも、「持ってこなくて良いよ」と言ってあったのだが、妹としても"娘"なワケだし、月イチでしか来られないこともあり、気持ちの表れなのだろう、必ず持って来てくれる。
もちろん、そこそこいる看護師・ヘルパーさんの中には、「あらキレイなお花。これに入れなさいよ」と、医療用消耗品(脱脂綿など)の樹脂ケースを用意してくれたりする人もいるので、一週間程度、それで飾っておくことも。
今日も一人のヘルパーさんが、口の前に人差し指を立て、花瓶を用意してくれたので、邪魔にならず、本人の目線に入る場所に飾ってきた。
古い建物の病院ではあるが、10センチ程度の小さな花束なので、看護師さんやヘルパーさんの作業上も、邪魔にならない場所もあるし、ウチも同室の患者さんの病状からも、それによる影響はなさそうなのだが、やっぱり世の中、イロイロな人がいて、預かってもらっている病院側スタッフにそういう人もいる可能性もあるなら、コチラが気を遣わねばなるまい。
彼女たちの気分を逆なでし、感情的になられると、イマドキ怖いからね。身動きも喋ることもできない患者を預けているのだから。
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