頂きモノ
季節になると、この湯豆腐をお取り寄せしていらしたようで、その内の一つを、店主にというコトで贈って頂いたのだ。ありがとうございます。
「胃瘻になる前に、お母さんにも食べさせてあげたかった」とのお心遣いも頂いたが、残念ながら、現状の店主の母親には食べさせられない。前回、連絡をやりとりした頃は、まだ脳梗塞を発症していなかったからね。
脳出血による半身不随だけだった頃は、学生時代の各種外食産業などのバイトや、バーの経営、調理好きだった奥さんの影響も含めて、一通りの料理は、最低限レベルでこなせる店主なので、いろいろ作ったものだが、店の営業をしながら、家事全般と介護、更にはボランティアのバスケ指導まで、すべて独りでしていたので、時間の関係で、手が込んだ料理はできず、身近で入手できる食材を、手早く作れるモノに限られていた。
考えてみれば、ネットで食材を調達することも出来なくはなかったのだろうが、そこまで気が回らなかったのが正直なところ。(モノを販売してる店主なのもあって、ネットでの買い物でも、「食材」という意識がなかったのだ)
母親に食事を作らなくなって半年が過ぎている店主だが、やっぱり、自分のために「腕をふるう」なんてコトは面倒で、つい、簡単な炒め物や、時にはインスタントで済ますことが圧倒的に多くなっている。
こうして気に掛けて頂き、モノを頂けるのは有難いが、人のためなら、ぜひ作ろうと意欲もわくものの、自分のためにコレを作るのは「勿体ない」という気持ちが先に立つ店主。
貧乏性なんだね。
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