手触りの検索?
連休が明けたからか、取引先からの連絡も相次ぐ。
そんな中、レンタルサーバーだったり、「ホームページのリニューアルをしませんか」の営業電話も多数。
まぁ、こういうのってのは、既存のテンプレート形式ページに、簡単にデータを入れるだけで出来ます系。個別案件に、親身に相談にのり、改良してゆくのとは違い、ビジネスモデル自体が、テンプレート形式だ。
で、数年間のリース契約を組まされ、最初、ページを作る時点では、連絡を取り合い、2ヶ月ほどで完成。その後は、放りっぱなしか、さらにオプションを付けさせる算段として、「キーワードが云々」とか言ってくる。
2、3年経過すると、同業他社が電話してきて、「今のページの残リース分を買い取ったカタチで、ウチのシステムに」という話。要は、6年契約であっても、1社でコンプリートせず、途中の段階で、同業他社が重なってきて、永遠に続けざるを得ないカタチに持ってゆこうと言うこと。
今でこそ、その業界のシステムを理解してる店主だが、過去において、それにダマされ、今の別館サイトが残っている。
ネットを介した通販であっても、結局は宣伝。
見ず知らずの人がブラウザに向かって、何を探すかと言えば、結局、"知っている言葉"。
各種検索にしても、コトバを入れない限り、検索は進まないが、業界で「キーワードが大きい」というのは、例えてウチの業界で言うなら、「カバン」「財布」。こんなキーワードで検索する人はいないだろう。そこから、どう絞ってゆくかというと、結局は上記の通り、"知っている言葉"となる。
知らない言葉は、知らないのだから、検索しようがない。そこで、ブランド方向へ行く人と、素材名へ行く人に別れるだろうが、ここでいう素材名も、雑誌などで踊るコトバ。
革業界で言うなら、「サドルレザー」とか「コードバン」だとか。ここに「牛革キップのクロムなめし」なぁんてコトには、なり得ない。
手触りにこだわって、上質皮革でありながら、こなれた価格でご提供しているウチとしては、世のトレンドに反しているのか、難しいことになる。サドルレザーのアイテムも、お値頃にあるんだけどね…。
触れて貰えば、その幸せな顔になる感触がご理解頂けるんだけどね。
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