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2012年6月10日 (日)

長閑な週末の午後は

いつもの通りの、静かな日曜の午後。

先ほど、「こんにちは」と声をかけてご来店の60~70代の女性。

ディスプレイなどに使っている、折り畳み式の簡易椅子を指し、「これは幾らですか?」

うーん、ソレに乗せてある「革製品の方」に興味を持って欲しいところだ。

「申し訳ありません、それはディスプレイ用什器なので、販売は…、ウチは革製品を扱ってますので…」とお断りすると、「あ?そうなの?」。  このお店が椅子を売ってるようには見えないと思うのだが…。

先日も、隣の駐車場に車を停め、ウチの店前を通りかかり、店頭のカバンに気付かれた、上のホテルのお客様の60代の男性は、まず値札を見ようとしていらしたので、

「良い革でしょう?」と声をかけると、「え?革なの?」。

イタリアンバケッタの上質革で、どう見ても革以外のものには見えないと思うのだが…。

もちろん、そのレベルの革にしては非常にお得なお値段で、ヘタをすればコノお値段でナイロンでも売られてる世の中なのだけれど、彼にとっては、そういうコトは関係の無い話らしく、「革製品なのか」の言葉と共に、結局お値段の確認もせずに去っていった。お値段云々の前に、革であってはいけないらしい。

このところ、こういうコトが続くので、へこむ店主だ。

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