必要に応じて
定休日前から上のホテルに連泊していらっしゃるチームが、今日もまだお泊りのようだ。
さて、既に何度も書いているが、店主のお店では、マクダビッドの商品を扱っている。
この商品群は、傷めた部位を保護するサポーターと、よりパフォーマンスを発揮するためのコンプレッション系に分かれる。もちろん、どちらも必要に応じて使用するものだ。
店主の子供の頃などのような昔は、今ほどの優れたものは無い時代。スポーツの現場は、この何年(10年20年?)で、スポーツメディカルの知識も導入されるようになり、意識も変わってきたが、まだまだ過渡期であると感じる。
ビデオ自体が普及していなかった昔と違い、NBAの映像など、子供たちでもフツーに見られる。トップの選手のプレイを見ること自体は良いことかもしれない。ソレに伴い、彼らの身につけてるウェアやグッズなどを、「カッコよいから」という理由で欲しがるのは、ある程度は致し方ないことだ。
実際、子供に限らず、またバスケに限らず、スキーや他のスポーツでも、初心者が、プロ愛用の「お道具」から揃えるってのは往々にしてあること。もひとつ云うなら、クルマでも、必要も無い装備や、運転技術や走行環境に対し、過剰なタイヤを履く輩も多い。 (モータースポーツライセンスを持ち、競技に参加してた店主だから、目に付くこともある)
"ウデ"に伴わない格好をしてるのは、傍目的にカッコ悪いコトではあると思うし、店主もそういうのはキライだし、メガストアのレジ係ではないから、必要なものをお求め頂くようにアドバイスしている(だから売れないのかもしれないが…)。
(指導者の端くれという立場もあり、小学生には、コンプレッション系は勧めてないし、卒業生の中高生で、強豪校でハードな練習のチームの子にでも、最低限必要なものだけを勧めている)
ただ、指導者などの大人が、必要なサポーターすら、頭ごなしに「不要だ」と決め付けるのもどうかと思う(例えば膝を傷めている場合もあるからね)。
実際、膝を傷めてる子に、膝用サポーターを紹介したことがある(その時は保護者の方に「保険利きますか?」と言われたが…)。
選手が、ちゃらちゃらしたコトに現を抜かしてるのはダメだが、感情的に否定するのは、昔の「練習中に水を飲むな」という根性論と大差ないようにも思える。(要は、格好に関係無しに、向上心を持って取り組んでいれば良いということだ)
必要な時に、必要なものを というのが、何事においてもよろしいかと…。
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