割り勘負け
昨晩、店主が帰宅すると、テレビを観ていた店主の母が、
「アンタとは、ぜんぜん違うね」
何のことかと思ったら、テレビに出ていた、大皿で出された料理を、同席の人に構わず、一人でがっつき、人の分まで食べている人と、店主を比べた発言だったようだ。
まぁ、確かに店主は、一人前として割り振られれば残さないが、何人かと大皿で出されると、遠慮して、箸が付けられないタイプだ。アルコールは人並み程度(以上じゃない?(^^ゞ)に飲めるので、お酒の席で、「割り勘負け」ということも、コト、アルコールだけの場合は無いが、つまみや食事モノがある場合は、大いに負ける。
コレは、外面だけでなく、自宅ですら、家族の分と、自分の分という区別があって、どちらかと言うと、自分の分まで人に回す方だ。
この性格は、店主が幼稚園児の頃からだそうで、何事も、他人の後ろからジッと見ていたようだ。ちょっと、キショい?(^^;;
この性格のため、小学生の時、ミニバスに通っていたが、当時コーチに来ていた、近所の薬局のオヤジから戦力外通告を受け、相手にして貰えなかったので、スポーツ少年団なのに、別のコーチに基礎だけ教わった後は、一人で個人技の練習をしていたものだ。中学になると、ある程度の積極性も出てきたのだが、引き続き、このオヤジが首を突っ込んでいたので、ロクにプレイも見ずに、頭ごなしに補欠扱い。この間、みっちり積んだ練習で、ドリブル、シュートと言った個人技はダントツになった。バスケ好きはずーっと続いていたので、大学を出た後、東京に居た時も、親戚の所属していた実業団の練習にもオブザーバー参加させて貰っていたほどだし、だからこそ、今、ミニのお手伝いもしている。この自分の経験があるから、頭ごなしにチーム分けをするのは出来ない。その子が、いつ、伸びるか判らないからだ。バスケに限らず、学業でも芸術でもスポーツでも何でも、子供の可能性を勝手に摘んでしまうのはオトナだと思う。
もちろん、中学以降は、スポーツ時には遠慮することなく、与えられた仕事を全うするようになったが、こと、食事に関しては、今でも、この性格が尾を引いている。
お店の取引先にも、担当者が代わって、当初「委託で良いですよ」ということで引き受けたものを、1週間後に在庫確認をしたら伝票切られたりして、結局、動きの悪い在庫を掴まされたこともあったし、そういう奴なんだと判ってはいても、「仕方ないなぁ」って、黙っちゃうところがあるからね。もちろん、お客様には、自信を持ってお勧めできるものを提供しているから、そうして掴まされた物が、お店のデッドストックとなっている。人がいいのは、お取り置きでも発揮していて、半年も一年も前に、内金も無く取り置き、そのまま音沙汰無しってコトは、頻繁。
仕事の面では、こういうことは何とかしていかないと、お店が持たないよ!(^^;;
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コメント
嘘だ〜、信じられないな〜。
SJさんの少年時代がそんななんて想像もつきませんよ。
いえ、決してSJさんが大皿料理を一人でがっつくよう
な人では無い事は充分承知しておりますが、遠慮して
箸が付けられないというより、むしろ積極的に皆に取
り分けたりとかして結構仕切るタイプの人だとばかり
思ってました。
投稿: 1110 | 2007年3月15日 (木) 20:46
ソレは、オトナになってからのことですよ。
子供時代、特に小学生時分は、こんなだったんです。ホントに。
中学、高校と、オトナになるにつれ徐々に。
そして、大学の時のバイトで、今のワタシになりました。
ただ、今でも、「仕切り屋」がいると、ダメです。
投稿: SJ | 2007年3月15日 (木) 21:01