絶版車
今日は悲しい日なのである。そう。セリカの生産中止。
1969年のモーターショーにデビューしたEX1を、市販型とした発売したのが翌70年。それ以来、36年の歴史に幕を閉じる。
店主が免許を取得し、最初に乗ったのが、TA40型クーペ(1977年式)。本当は、27のリフトバックに憧れていたのだが、中古車屋に置いてあった、黒いボディの40の獰猛そうなヘッドランプに惹かれ、購入。2TGエンジンのソレックスが、EFIになった最初のモデルだ。当初は、店主も若かったのもあって、黄色のサイドラインと、スモールランプを赤に変更し、別途購入した「シャラク」というホイールのホイールセンターとのカラーコーディネートをしていた。暴走族には所属してないよ。参考までに。
1年もしないうちに、ラリーというモノを知り、友達と共にその世界へ。もちろん、40セリカも、バネ、ショックなど足回り、リミテッドスリップデフ、ロールバー、アンダーガード、ラリータイヤなどを装備し、当時のBクラス仕様に。地方選を中心に、同時にチームに入った友達のクルマで、ラリーに参戦。セリカは、ダートトライアル専用車となった。ちなみにこのクルマ、82年、鈴鹿で行われたオールスターダートトライアルに、クルマだけ出場している。
大学を出た店主が、東京へ行ったのと時を同じくして、ラリー活動も休止。再び地元へ戻ってからは、日曜休みの"娑婆"の仕事でない職に就いたため、出場は不可能に。手伝いがてら、オフィシャル参加。
時が経ち、80年代も終わる頃、ST165に進化したセリカに買い替え。もちろん、GT-Fourだ。ちなみに、このFour表記は、四駆の4ではない。このモデルは、サスは替えずに、アンダーガードを組んだだけだった。オフィシャル参加だけなので。
そして、94年、現在のST205型WRC仕様限定車を、予約購入。こうしてみてくると、店主は、自分のクルマとして購入したのは、全てセリカ。ほんの数ヶ月、71型スターレットに乗ってたこともあるが、クルマ歴=セリカ歴なワケだ。しかし、「丸い」ボディの代だけだね。
こうして、セリカと共に歩んだクルマ生活なのに、生産中止というのは悲しすぎる。まぁ、全モデルを買い換えてたわけでもないし、94年に買って以来、買い換えてないんだから、偉そうなことも言えないけどね。でも、スポーティなクルマというのは、今の日本じゃ売れないンだろうなぁ。こんな日に、店主のセリカは、一年点検でドッグ入りをしている。
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コメント
えっ まさか セリカを販売中止にするなんて、なに考えてるんだトヨタ
そうすると 走って楽しい車はなにが残るんだろう????
投稿: ねこ | 2006年4月21日 (金) 13:54
トヨタなりに セリカを「売れる車」にするよう努力したのだろうけど
ユーザーの求めるモノとメーカーの考えに、差があったのでしょう。
22型から40型になった時も含め、何度かそういうことがあったけど
会社として利益を追求した結果なのでしょうね。
セリカ一筋だったワタシとしては、残念でなりませんが…。
「走って楽しい」ことを求める一部のスポーティユーザーと
「所有して安心」なクルマを求める一般客、メーカーとの差ですかね。
投稿: SJ | 2006年4月21日 (金) 14:25
店主さんの思い入れのあるセリカ程ではないけど、
私の愛車「ウィンダム」も今年3月だったかな?生
産中止、14年半程の歴史?に幕を閉じました。
(レクサスESは引き続き生産されますが)
結局私は初代から3代全てを乗り継いできたので、
やっぱりチョット寂しさを感じましたヨ。
投稿: 1110 | 2006年4月21日 (金) 21:55
日本の製品や会社って、「ブランド」を創っては壊しますが(特に最近)、
定着させようっていう思いはないんでしょうかねぇ。
欧州だと、メーカーやアライアンスなど、資金的統廃合をしても、
「ブランド」は残しますものね。
投稿: SJ | 2006年4月22日 (土) 14:01