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2006年2月 7日 (火)

今も相対論は健在だが…

メリーランド大のジェイコブソン教授たちのグループが取り組んでいる、ホーキング放射に対する考察で、81年にB.コロンビア大のアンルーの提唱によって始まった、曲がった時空での光の伝播と、流体中の音の伝播の類似を基にしたものが、相対論に修正を迫るかもしれない。

スーパーストリングセオリー等、量子重力理論も検討されたが、統一理論が確立していない現在、ブラックホールの事象の地平で起こると提唱された"ホーキング放射"は、アインシュタインの「特別な座標系は存在しない」を守るならば、「無限の赤方偏移」を認め、「無限に小さな原子」という、物理的に不可能なものを想定せざるを得なくなる。

「特殊な座標系」は、ブラックホール近傍だけで生じる局所効果かもしれないし、単に観測精度の不足で発見できていないだけなのかもしれない。

量子力学と一般相対論の統合には、プランク長に関わると思われるが、「距離」に下限を想定する必要があり、時空が連続しているという理想化された見方を改め、時空には何らか「粒状構造」が必要なのかもしれない。その粒が"時空の原子"となるかもしれない。この流体モデルは、この問題に、新たな方向を見せてくれる可能性を秘めているのだろう。

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