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2006年2月10日 (金)

貧しい人は不健康?

前述の日経サイエンスの記事によると、近年、個人的な素因や生活習慣ではなく、健康に影響を与える社会環境要因を探る研究が、公衆衛生学、疫学の一分野として確立しつつあるそうだ。

諸外国では、この手の研究は進んでいるようで、ロンドン大のマーモットの30年に及ぶ「ホワイトホール研究」、カリフォルニア大のアドラー、ワシントン大のベズルチカ、ノッティンガム大のウィルキンソン、ミシガン大のリンチ、カプラン、ハーバートのイチロー・カワチ教授など、多くの研究者により、所得格差と不健康の関係には、ソシアルキャピタルが最も強く影響していることが証明された。SES勾配を読み解くことからの成果だ。

西洋諸国で最も所得格差の大きいアメリカでは、富の40%が人口の1%によって支配され、医療支出世界1位、平均寿命世界29位の順位の差も最も大きい国だ。
翻って日本。「総中流」だったこの国も、ハッキリ数値で「差」を認識できるようになってきたようだ。政府も開き直った発言をしているようだが、格差が大きく不安な世の中になると、国民全体が不健康、短命になる危険性がある。もちろん、ある程度の差があるのは、資本主義社会として、当然であると認識は出来るが、「過大な」格差は、こういった恐れを生む。

まぁ、医療、介護などにカネをかける気があまり無く、国民には、定年まで働かせ、年金を集めまくった挙句、ポックリ逝って欲しいお上としては、ソレを望んでいるのかもしれない。自民党をぶっ壊すとは云っていたが、この国をぶっ壊すのは止めて欲しいものだ。
19世紀のドイツの医師 B.ウィルヒョウが云ったように、「医師は本来、貧しき者たちの弁護士のようなもの」なのだから。

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コメント

>まぁ、医療、介護などにカネをかける気があまり無く、国民には、定年まで働かせ、年金を集めまくった挙句、ポックリ逝って欲しいお上としては、ソレを望んでいるのかもしれない。自民党をぶっ壊すとは云っていたが、この国をぶっ壊すのは止めて欲しいものだ。
19世紀のドイツの医師 B.ウィルヒョウが云ったように、「医師は本来、貧しき者たちの弁護士のようなもの」なのだから。

言い得て妙です。共感を覚えます。

投稿: | 2006年2月13日 (月) 18:00

国民を護ってこそ「国家」なんですけどね。

投稿: SJ | 2006年2月13日 (月) 18:53

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