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2005年11月26日 (土)

「全国誌」を名乗る媒体

今朝、店に入る前、営業先の書店を廻って、「scooterfan」38号と、「攻殻機動隊」原作本を偶然見つけ、つい買ってしまった。今更な感じはあるが、原作本は持ってなかったんだよね。つい、アマゾンを使うことも多いが、地元の書店さん(特にウチのお得意様)も、使ってあげないとネ。

スクーターファンの方は、モーターショーの特集と、沖縄記事があって、沖縄には、ずっと前から行きたいと思ってる店主には、刺激になったようだ。「粋なスクーター乗りに学ぶ大人のスクーターライフ」や、「通勤スタイル」に掲載されているのは、100%東京や関東在住、若しくは、そのエリアのお店で、こういう部分は、俗にいう、「全国誌」が東京ローカル誌であることが如実に出てる部分だと思う。「関東エリアにしか、新しいもの、発信すべきものは無いから、田舎はそれを真似しなさい」という、「全国誌」の編集部の思いがあるように見える。本来、情報編集と言うのは、足で稼ぐものだと思うのだが。

大阪は違うかもしれないが、「東京文化圏」の田舎は、全国誌を神の様に崇めている部分があり、地元ローカル誌に載った情報より、圧倒的に信用する。飲食情報は別だが。その商品の魅力の1/100も表現できていなくても、その記事を読んで「買う」のである。

話が逸れるが、最近、また、ヤフーとか、楽天とか(というかその代理店)が、「ネットショップをお持ちですか?」という電話をかけてくる。ウチの場合、ライブドアに出店してはいるが、キャンペーンで1年間タダというのにのっかかってるだけで、そうでなければ、出店はしなかっただろう。

既存のそういったモールに数万円出して普通に出店しても、埋もれてしまうのは目に見えている。新しい切り口で、ウチの特殊性を活かしてくれるのなら、やぶさかではないが、そうでないのなら、今のまま埋もれていた方が、コストがかからない分だけ良いと思う。これは、ネットに限らず、紙の出版物(ファッションを含む情報誌)でも同じことが言える。

ニュースや新聞では、景気が回復傾向だとかいうが、実のところ、一般庶民には、実感できない。大手企業などは、リストラなどで、業績を回復しているところもあるだろうから、そう報じているのだろうけど、地方や、中小企業には、その恩恵は、まだ見えていない。全国誌を名乗る情報誌のスタンスを見ていると、この景気回復のニュースとダブる部分を感じる。前にも書いたが、既存の情報媒体に載らない、素晴らしいコンテンツというのは、地方には、ゴマンとある。新しい切り口の情報媒体が出現することを、切に祈る、地方在住者であった。

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