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2005年10月23日 (日)

ローカルであること

天気予報によると、今日は曇りで、「北部山間部が一時雨」だったのに、断続的に小雨のぱらつく天気になった。岐阜市は"北部山間部"?

岐阜というと、一般には、高山とか、山岳部のイメージが強いようだが、南半分は平野部で、こと、天気などに関しては、名古屋あたりと、ほぼ同じだ。まぁ、鵜飼や、岐阜城などの観光以外には、これといってパッとしないので、仕方がないのかもしれない。
関が原を中心に、岐阜 尾張は、戦国時代の要所で、そういった関係の史跡ならイッパイある。岐阜は、鎌倉期に建てられた稲葉山城に、道三、信長と入城し、「天下布武」の拠点とし、楽市楽座が発展した街。店主の家のある大垣は、三成が居城した大垣城、芭蕉「奥の細道」の結びの地。先の大戦で焼失したものも多いが、それなりに残存するものもある。

名古屋のベッドタウン、飛騨高山の玄関口としての通過点みたいに思われているが、戦後、繊維問屋街が牽引したように、現在も、ギャルソン、ヨウジの生地を一手に扱う会社があったり、ミヤケのニットの下請けがあったり、ファッションの街でもあった。今でも、こだわった良い物を扱うお店(小売店)も、結構あるんだけど、「田舎」の看板をしょわされて、埋もれているように思う。東京などで大量の良い商品を見慣れてる人が見て、「何でここにあるの?」という感想を漏らすのだが、地元も含めて、「こんな土地に、まともなものは無い」と、決めてかかってる部分を感じる。全国誌の「全国」は名ばかりで、東京ローカル誌だから、間違っても取り上げないし、地元ローカル誌だと飲食店しか掲載しない。名古屋のローカル誌ですら、岐阜を小ばかにしている部分がある。

この土地に限ったことではないと思うが、多くの人の目に触れていない、いいもの、ホンモノってのは、地球上、至る処にあるのだろう。

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コメント

すやの栗きんとん、美味しいですよね~。
て、ボクは食べられないですけど(笑)。

投稿: SCARABEO | 2005年10月23日 (日) 20:01

有名な岐阜の鮎菓子、
大垣銘菓、金蝶園の「水羊羹」(時期が終わったけど)、「芭蕉」、
風月、つちやのお菓子など、
和菓子系では、けっこう美味しいものありますよ。
スカラベオさんは食べられないけど、
ご主人、お会いできる機会があれば、持参しますよ。

投稿: SJ | 2005年10月23日 (日) 20:16

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